『SLAM DUNK』はなぜ“ダンク”で終わらなかったのか?

1: まんがとあにめ 2020/05/07(木) 12:09:05.85 『SLAM DUNK』はなぜ“ダンク”で終わらなかったのか? 『DRAGON BALL』との共通点から探る、ヒーローの条件 5/6(水) 15:11配信リアルサウンド その時――チームの絶対的エースにボールは渡った。エースはそのまま凄まじい勢いでゴール下までドリブルしていき、シュートを打つために高く飛んだ。だが敵もさるもの、ふたりの相手チームの選手が、彼のシュートを阻止するためにほぼ同じ高さまで飛んでいる。残り時間は2秒。わずか1点の差が重くのしかかってくる。と、その瞬間、エースの目に、すぐ傍で両手を広げて立っている赤い髪の少年の姿が映る。「左手はそえるだけ…」。そうつぶやく赤い髪の少年に、エースはすべてを託すことにした。それは、バスケの天才である彼がはじめて、“初心者”の元不良少年を一人前(いちにんまえ)の選手――いや、“仲間”として認めた瞬間だった。パス。そして――。  これは、ご存じ井上雄彦の『SLAM DUNK』のクライマックスシーンだが、ここにいたるまでの23ページはセリフもナレーションも一切なく、つまり、絵だけで試合の流れや選手の動きを見せている。週刊連載の漫画としてはなかなか思い切った表現ではあるが、こうした描写はそれまでのスポーツ漫画でなかったわけではないし(たとえば小山ゆうが『がんばれ元気』のクライマックスシーンで、20ページに渡って同様の描き方をしている)、すでに多くの書…

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